泰生の帯

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糸錦袋帯

用途 :留袖、色留袖、訪問着、付下げなどのフォーマルな装いに
素材 :特に細い絹糸、本漆本金箔、金銀糸
組織 :綾地

錦とは様々な彩色糸を駆使して文様を織り成した裂地の総称ですが、その中で糸錦とは縫い取りと呼ばれる緯糸で文様を表した裂地のことを指します。
弊社の糸錦袋帯は整然と並べられた4800本の経糸に1cm間に23越もの緯糸を打ち込み、三椏の和紙に柿渋、漆、本金箔など自然が創り出した素晴らしい素材を使って、1枚1枚手作業で作り上げられた本漆本金箔を引き、様々な彩色糸で文様を表した工芸袋帯の逸品です。
本金と漆が放つ重厚な輝きの上で、精緻な織りの技が醸し出す気品と優美は、絹の風合いの成す素晴らしい締め心地の中で、新しい表情を見せてくれます。

綾紗袋帯

用途 :織物の着物(紬の訪問着、付下げ等)、先染めの付下げなどのフォーマルからセミカジュアルな装いに(7月8月の盛夏を除いて、一年中お締めいただけます)
素材 :絹糸、細い金銀糸、柔らかい箔
組織 :綾地と紗地の併用

糸錦袋帯が緻密さを追求しているのに対して、綾紗袋帯は夏帯に使う紗の組織を組み合わせて緯糸の打ち込みを制約し、ざっくり感のある野趣に溢れた逸品に仕上げました。
経糸には細い金銀糸と絹糸を使い、彩色糸、金銀糸、柔らかい金銀箔を駆使して文様を表現しました。
経の細い金銀糸の底深い輝きと、大胆に表された文様のコントラストを楽しんでいただけます。

上代袋帯

用途 :織物の着物(紬の付下げ、小紋、縞等)などのセミフォーマルからカジュアルな装いに
素材 :絹糸、細い金銀糸、数種の箔
組織 :平地(すくい織)

キャンパスにまるで絵を描くように、彩色糸、金銀糸や色々な太さの箔を使って、経糸の下にあてがった図案の文様を織り手さんがひと越ひと越織り成して表現していく「すくい織」の逸品です。

壱楽織袋帯

用途 :文様によってフォーマルからカジュアルまで
素材 :絹糸、錦銀糸
組織 :平織

壱楽は西陣で織り初められた織物の一つです。平織は経糸と緯糸の交わるところが最も多い生地ですが、その組織を組み合わせることによって表面にわずかな凹凸を付け、締めやすく緩みにくい生地を創り上げました。しなやかな風合いも、この生地の特徴です。

水衣錦袋帯

用途 :染め、織り、どちらの着物にもセミフォーマルからカジュアルな装いに
素材 :絹糸、金糸(絹糸にソフトな箔を巻いた特注品)
組織 :平織、「よれ」と呼ばれる搦み経糸

水衣は能衣装の単衣着として使われてきましたが、その特徴は平織の生地の上をよろけるように走る経糸です。2種類の、しかも糸の張り具合の違う経糸を織りこなすことは至難の技ですが、その技法によってこの帯特有のお洒落感と風合いを醸し出しています。

和奈さがら織袋帯

用途 :フォーマルな装いに
素材 :絹糸、本金本漆箔、錦銀糸
組織 :綾地、特別なループ織

麻糸を芯にビロードを織るように絵緯糸を越し、織り上がった後に麻糸を丁寧に抜き取ります。すると、残った一粒一粒の絵緯糸の集まりが、あたかもビーズを敷き詰めたかのように美しい文様となって表現されます。
一ヶ月余を費やして完成したこの帯は、手織の技術の粋を尽くした至高の逸品となります。

三重紗夏袋帯

用途 :単衣から単衣までのフォーマルな装いに
素材 :しゃりっとした絹糸、絵箔
組織 :紗地

表地と裏地と、その間にある柄を描いた箔を引いた中地を同時に織っていく特殊な本袋帯です。表地に織り表された文様の背景となる箔の絵柄が、見る角度によって表地を通して見え隠れする様は、あたかも波紋のごとき趣があり、お締めいただく方にも姿を見ていただく方にも涼を誘う逸品です。

こまか紗夏袋帯

用途 :単衣から単衣までのフォーマルな装いに
素材 :しゃりっとした絹糸、金銀箔
組織 :紗地

西陣で最も細密な紗地を用いて織り上げた袋帯。夏帯としては生地が非常に細かいため、春秋物のような精緻で格調高い文様を織り成すことが出来ました。
能衣装のような雰囲気を出すため、経糸を予め「しめきり」にして、段や市松に染めてから織るものもあります。

唐縫紗夏袋帯

用途 :単衣から単衣までのフォーマルな装いに
素材 :しゃりっとした絹糸
組織 :変わり紗地

唐縫とは撚糸で文様を縫うことですが、弊社の唐縫紗は一越紗に菱状の細かい網を乗せたように織り上げたものを、そのように呼んでいます。
文様を織り成す絵緯糸を紗の目に入れず、菱状の網を使って綴じていますので、文様の表現にボリューム感があり、あたかも唐織のようにも見えます。

夏上代袋帯

用途 :単衣から単衣までのカジュアルな装いに
素材 :しゃりっとした絹糸、別織りした絹のリボン、金銀箔、金銀糸
組織 :紗地(すくい織)

緯糸に絹のリボンを用いることで、帯そのものの重さを軽減すると同時に、お洒落感のある袋帯に仕上げました。
金銀箔、金銀糸を適度に織り込むことで、セミフォーマルな着物にも対応出来るように構成しています。

羅くずし夏八寸

用途 :上布、縮み、夏大島、浴衣など盛夏のしゃれた装いに
素材 :撚りの強い太い絹糸
組織 :変わり紗地に本羅のくずれた組織

この八寸の特徴は菱や亀甲に形を変えている太めの経糸です。この経糸は隣同士捩り合えば本羅の組織になります。ここに羅くずしの名前の由来があります。
無地、又は様々な形に経捺染をしたものがありますが、いずれも涼感を楽しむ盛夏の八寸の逸品です。

よろい織夏八寸

用途 :上布、縮み、夏大島、浴衣など盛夏のしゃれた装いに
素材 :撚りの強い太い絹糸
組織 :変わり紗地

あたかも鎧のように見えるところからこの名が付きました。夏八寸の中ではやや薄めのしなやかな風合いが特徴です。
経糸を色々な柄に先に染めて、変わり組織の味としゃれ感を増しています。

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